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ジグソーパズルをどうやってピースの形で抜いているのか、製造方法を少し教えます!

この間、当社の工場に行ったとき、たまたま以下商品を製造していたので、ちょっと写真を撮ってみました。

このコンパクト1000ピースのジグソーパズルは1000ピースなのに完成サイズは300ピースサイズ(26×38cm)ということで1つのピースが凄く小さい為、製造するのが非常に難しそうでした。実際にかなりの時間が調整に取られており、ミリ単位の微調整がされていたようです。

ジグソーパズルとは

印刷物(絵柄)と板紙(チップボールと呼ばれる多層に抄造された厚紙)を合わせた(合紙と言います)ものをピースの刃型でカットした後にバラバラにバラして箱詰めにされたものとなります。

ピースの刃型

こういう感じのものが刃型(この写真は954ピースのものなのでコンパクトピースよりもピースが大きい)となりますが、よく見るとピースの形になっていません。これは"縦"のラインのみのようです。

抜型【縦のライン+外側(縦)】

こっちはどうでしょうか?こちらは横のラインと外側のラインのみのようです。

刃型【横のライン+外側(横)】

というわけで、実はジグソーパズルは"縦"のあと、"横"という具合に2度に分けて抜いているのです。
一発で抜こうとすると刃型側にピースがくっついてしまったり、抜けているところと抜けていないところが出たりする抜きムラが発生したりと色々とトラブルが発生するのです。それを防ぐために2度にわけて抜いています。

抜き機

このような機械で約200~250tの大きな圧力をかけて抜いています。今回のコンパクトピースでは微妙な調整が必要ため、手作業で1つ1つ抜いています。

抜き機(刃型をセットしているところ)
まず、縦から抜いていきます
"縦"だけ抜くとこんな感じです
次に"横"を抜きます
"縦"と"横"で2度抜くとお馴染みのピースの形になっています

結構、作業員の経験による手作業部分が多くて、驚かれた方も多いかと思います。
ご覧頂いたようにジグソーパズルは1日に大量に生産出来るものでもないので、ご購入された方は焦ることなく、じっくりと自分のペースで楽しんでいただけたら嬉しいです。

"抜き工程"のあとは、"バラし工程"となります。以下にてその記事をご覧いただけますのでお時間があるときにでも読んで頂けると嬉しいです。

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